レイクトローリング,レッドコアライン,レイクトローリングタックル,プロショップマリン

レイクトローリングについて、よくある質問をまとめて見ました。


 Q.1  レイクトローリングで使用するレッドコアラインは、1色で何M沈むか?
       自分のルアーが何Mの所を通っているか解らなくなった?

 A . これは私の場合2Mです。9.9馬力のエンジン、微風でスロー(約2.5K)で走らせた場合。
    まず解らなくなった時は下記のことに注意して下さい。

 レイクトローリングする際に、深度が変わる要因としては
    (1) 船の形が一緒でも船底の形が違うだけで速度は変わります!
    (2) 風、波(追い風なら早くなり、向かい風ならその逆です!)
       (無風で波もない状態では速度は上がり浮き気味になります!)
    (3) 止まれば沈むし、速度を上げれば浮きます!
    (4) レッドコアラインはいつも同メーカー、同ポンド数を使用する事!
    (5) エンジンも調整、調子によりスローは異なります!
    (6) 船、エンジンをいつも同じものを使用する事!
    (7) ロッドの先から水面までのラインの角度はどうなっているか?

 ☆最終的に魚探で水深を確認できる場合は
 根がかりのしにくい平坦な場所を往復し深度を確認する。
 例えば10メーターの水深で底をするのは何ヤードか確認するしかないです!

 <参考>
    中禅寺湖の場合はヒメトロにスローを合わせている店が多く
    遅めの設定になっている船が多いいです。

    芦の湖のほうが少し早いです。

 Q.2  レイクトローリングをしていて、当り(ヒット)か?根掛りか解らない?

 A .(1) 船の向きが変わりロッドが曲がってないか?
    (2) 追い風で速度が上がりロッドが曲がってないか?
    (3) 根掛りの場合速度を上げない限り船の速度のままゆっくりと曲って行きます。
     *(湖底ギリギリを狙っている場合に大型のブラウン等がパクッと食わえそのまま動かない時が
       あります、この時(3)同様になります、その後ある程度の所で曲がりは止まりドラグもでずに
       そのままの状態で船が進む場合は魚の可能性が大です。)
     *(根掛りの場合は限界まで曲がりラインが切れるかロッドが折れる場合があるので
       ドラグは出るように調整しておく事。)

 Q.3   当り(ヒット)は何処を見てれば良いか?

 A . レイクトローリングでヒットを確認するには、ロッドの先を見ているか、もしくは見ていなくてもリールの
     ラチェットを<ON>にして魚が掛かったらジィ〜と、音が出るようにセットする方法があります。

 Q.4   当り(ヒット)はどのようになるか?

 A .(1) レイクトローリングの場合、小さな当りとしてはロッドの先がクッと一瞬だけ曲がって戻る。
        (意外と早い)この後、何も動かないときは当りだけで針掛りしなかった時。
    (2) (1)の後、見ているとクィッ、クィッ、と2〜3回づつ一定間隔で動く。(これは小型の魚に多い)
    (3) (1)の後、小刻みに震えながら絞り込むようにクックックククククッと曲がり止った後ゆっくり
        ロッドが戻ってきたと思ったらまた同じ様に繰り返しなる。これはヒメマスに多い。
        (ヒメマスは特に口が弱く身切れしてバレ易いので可能性がある場合は無理に巻かず
         引いてる時はそのまま耐え止った時にゆっくりポンピングして巻き上げる。)
    (4) グィッ、ギュー!っと一気に締め込みロッドは満月状態これは解り易いでしょう。
    (5) (4)の後ロッドが大きく戻ったりすぐまた締め込まれの繰り返し。
    (6) (4)の後ジィーーーーーーっとラチェットが鳴り一気にラインが出て行く。
        (これはクラッチをフリーにしてメカニカルブレーキを締めラチェットを<ON>に設定した場合。)
       *(4)、(5)、(6)は大型に多い。

 Q.5   最近、レイクトローリングをしても本数がでません。
        数を増やす工夫は、針を変えたり(チラシ針)、レッドコアラインの長さをまめに変えたり・・・・・・
        6月の中禅寺湖では4匹、8,9月の芦ノ湖でそれぞれ1匹…。といった状態です。

 A .(1) 8,9月の芦ノ湖でそれぞれ1匹と言うのは問題ですね!(魚探は使用しているのでしょうか?)
        魚探があるならば魚が映る場所、水深、サイズ等を確認し多い場所を集中的にルアーの色
        サイズ、水深、スピード等を変えて見るのもいいでしょう。
        (この時に2本ロッドを出しているのならば1本は一番多く映った水深、一番大きな奴が映った水深に合わせる。)
          
<この時ルアーの深度が合っていなければ無意味!>
        こっちのロッドは水深、ルアーとも変えない事。
         (一番食べていると思われるエサに近い形、カラーサイズを使用する事)。

        6月はその湖で接岸していたワカサギが消え水温も上がり始め躍層ができだす頃です。
        マス類は躍層付近に集まりだす為、場所さえ間違わなければ釣れやすいハズです。
        それに比べると8,9月は最高水温になり、躍層よりも更に下層へ潜ってしまう魚もいます。
        湖全体の魚の数も一番少なくなる頃です。
         (一定水温以上になると放流しても死ぬだけなので追加放流はしないのです、ネイティブ化した釣られなかった
            頭の良い魚達になるため主食のワカサギは食べますが変な物は食べにくく、安易には釣れなくなります。)

        この時期のワカサギは普通今年生まれた5〜7cm、年越しの9cm以上の2種類の群れに
        分かれます。2001年は9月9日現在ワカサギのサイズは12〜13m付近に9cm前後が多く
        5cmクラスは今のところ少ないようです。
         (ワカサギについては芦ノ湖攻略<秋の芦ノ湖>も参照して下さい。)

     (2) 魚探が無い場合は(1)を頭に入れた後、芦ノ湖を湖尻(北)から箱根湾(南)へ真中に線を
        引き、更にその線から岸までの真中になる位置を岸と平行に引いて見て下さい。
        (60〜70ヤード)

 Q.6   レイクトローリングに使用するレッドコアラインのポンドについて

        現在、27ポンドのレッドコアラインにリーダー(8ポンド)15メートル、ヘリンドジャーの一番
        小さいタイプ、ハリス(6ポンド)1メートルでルアーは直結でシェルスターのアワビスプーンを
        使っています。もう1セットはドジャーなしでバイト(4グラム)にアワビシートを貼ったものを使っ
        ています。ロッドは1本はコータックのフェア・プレー、もう1本は80号の船竿を使っています。
        リールは、アブ7000番で9色巻き、10000番10色巻きです。
        27ポンドのレッドコアラインは、はじめてトローリングをしたのが夏の芦ノ湖だったので、
        道具を買った店員さんにすすめられました。 最近釣れなくて悩んでいます。

 A .(1) レッドコアのポンドですが、現在国内で販売されているのは15ポンド、18ポンド、27ポンドの
        3種類が多いですが、基本的には18ポンドを使用した方が良いと思われます。
        ポンドと言うのは重さではなく強度表示です。
        15ポンドは18に比べ細く軽くなっています、そして強度も落ちます。
        これは深く沈めたくない時(魚が浮いて船が通過した直後ではエンジン音、引き波等で逃げて
        しまい釣れない時等)に船から距離を離す為には良いかも知れませんが、あくまでも強度は
        15ポンドと言う事を忘れないようにして下さい。
        27の方は比べると強度は上がりますが、その分太くできています。
        重さはあまり変わらないハズです、しかし太い分だけ抵抗がかかり早く引くと水圧で18よりも
        浮きやすくなり太い分ヤード数はま巻けなくなります。
        私も以前、自分だけ釣ろうと27をメインで使用していた事がありましたが・・・・
        釣れなくなった時に他の人に聞いても合わなくなり悩んだ事があります。
        結局18に落ち着きました。

     (2) リーダーの長さは15mでも良いと思います(全長15〜20mの間なら、私は20mですが)  
        <レグロンエクシード3.5号10m+レグロンエクシード2号10mにスナップスイベルにルアーで使用してます。>
        ドジャーは小さくても、000サイズは使用した方が良いかもしれません、現在釣果が悪いの
        ならばミノーのみにした方が細かい事が解るようになります。

     (3) ルアーはミノーの方が良いです! 
       *(Q.5のA.(1)の通りです、参照して下さい。)

         サイズは5〜7cmと9cmを右左に流して下さい、当たる方のルアーにヤード数を合わせるか、
         もしくは当たる方はそのままにして、もう1本は10ヤード多く出してみて下さい。
         (これで当たらなければ10ヤード浅くしてみて下さい。)
         カラーはワカサギ、プラスティックの場合ゴースト系はヤメタ方が良い。
          (私はウッドベイトのリップレスタイプのワカサギ系を良く使用してます。)

     (4) ロッドは同じ物を使用した方が解り易いです。
         使用されているロッドは少々解り難いかも知れません、CLVカスタムはオススメです。
         現在販売されているロッドは設計者、製作者がレイクトローリングをどの位理解し、魚を釣って
         製品化されているのか疑問です?

     (5) リールは、アブ7000番であれば18ポンドを10色巻いた方が幅が広がります。(沈みます)
         9000番は10色巻き、バッキングを20ポンドクラスを最低50ヤード巻けばこれからの時期で
         あれば100ヤード出して引いても釣れると思われます。

 Q.7  特に「あたりはあるが、上がってこない」ということが最近多くあります。
       レイクトローリングをはじめて3年ほどです。年間10回も行かないので、経験不足はあると思い
       ますが、なにかアドバイスがありましたらよろしくお願いいたします。

 A. (1) ヒメマスの可能性が高いです、身が柔らかく口切れしやすい魚です。
       バレルからと何度も合わせる人がいますがこれは自分で外しているようなものです!
     * (Q4のA(3)を参照下さい。)
       フックはシングルフックよりヨリ糸でできた2本の物が良いでしょう。(ダンシングジャック54のような)
       フックはバレルならばまずシャープナーですぐに研ぐことです、もしくは良く刺さる物に交換する。
       刺さるフックを使用していれば水圧、レッドコアの重み、抵抗でかってに刺さります。

 Q.8 実はまた質問があるのですが,お薦めのカラーGPS付き魚探SSV-31ですが,
       GPSの精度はどれくらいなのでしょうか??
       例えば,芦ノ湖でTROLLしていて,霧が発生した時等
       かなりの精度で岸側をトレースして行く事は可能でしょうか??
       廉価VERSIONが登場し,10万円を切る価格帯は魅力です。
       そこそこの精度があれば,買っても良いかなと考えています。
       使用時にお気づきになった感度,精度あればご教授下さい。

 A. (1) GPSの精度はカーナビクラス(標準仕様)です。
        SVC703も精度、感度(周波数が同じであれば)は同様です。 

    カーナビクラスとは?
      誤差10m位です、カーナビを使っていた人は解るかも知れませんが
      線路の横の道を走っている時に地図を見ると?自車は線路上を走っている!と言う事があります。
      これは衛星からの電波を受信している為、受信しにくい場所だと50m位ズレていたのです。
      衛星保有国が他国に軍事用に使用されない様に発信される電波を一定ではなく精度を落としていた為です。
      しかし夏前より世界情勢も安定に向っていた為、それも解除になり精度は上がり誤差10m位に
      なりました。(性格には10m以内) *今後も情勢により変化すると思います。
      * (基本的に海上での50mならば気にならないと思いますが湖上での50mは離れ過ぎだと思います。)
      霧が発生した時、かなりの精度で岸側をトレースして行く事は可能か?と言われれば決めた
      目的地付近へ行く事はできます、(そこそこの精度だと思います)精度を求めるならばアンテナを
      DGPS(誤差5m以内)のタイプを使用した方が良いです。
      (希望により使用できます、アンテナをオプションで買うと\120,000です、本体と同時に購入すると割引にはなります。)
        SSV-31の弱点としては703と比べると画面が小さい分多少見にくいかも知れません。
        
※反射型カラー液晶の為、暗所では照明が必要です。
          (夜は見えないと思って下さい。)703は夜でも見えます。

      Dタイプの場合は日本各地の海側に立っている電波塔より発信されたFM電波(地上波)を受信す
      る為、衛星よりも誤差は無く 精度5m以内(電波状況の良い所では3m以内位でした)です。
      弱点としては地上波を妨害するような山や建物に接近し過ぎると電波を受けられなくなりDのアン
      テナがノーマルのアンテナとして作動します。(精度もノーマル状態になります)
        GPS付きカラー魚探SSV-31の価格としては機能からすると非常に安いと思います。
        この価格で703と同じ機能を求めるのは無理があります。
        SSV-31はメーカーも利益を抑えて販売した商品なのです。(現行モデルは、型番が変っています。)


 Q.8 当方 十数年のフライマンですが最近体力の衰えとともに友人のレイクトローリングに同船させて
      もらいすっかりはまっています。ルアーではなくフライでトローリングは可能でしょうか?
      (ハーリングとは別と考えた場合)
      また タックル等アドバイスありましたらぜひご教授いただきたいのですが?
      わがままついでに水深12〜3mを狙えるライトなタックルで できるだけエキサイティングな釣りが
      できるような装備をお教えいただけたら幸いです。

 A.  フライでトローリングは可能です。

      私の場合はフライであまり大きな魚が釣れなかったので深くはやらずにルアーにもどりましたので
      フライの事も詳しくは解りませんが・・・・・

      簡単に考えればルアーではなくフライを付けて引けば良いだけです。
      使用するフライもストリーマー系サーモンフライ等が良いかも知れません。(ミノーって事ですね!)
      ただキャスティングでフライを引く場合はドライで浮かせて食わせる事ができますがトローリング
      ではこの方法は使えません。(ハーリングとは別と考えた場合)と言う事は?
      フライタックルを使用してのトローリングを一般的にハーリングと呼ばれているようですが・・・・

      船で引っぱってしまうとシンキングラインを使用しても深度は5〜6m位になってしまうようです。
      もっと深く沈めようとするならば、もっと重いラインを使用しなくてはなりません。
      (フライラインよりレッドコアラインの方が細く長さもあり重いと思われます。)
      重くするとラインは太くなります。
      すると?そのラインを巻けるキャパのあるリールが必要になります。
      (フライリールではキャパ不足!たぶん?)

      もし巻けるリールがあるとした場合、深く潜らせようとラインを出して行けば行くほど水圧がかかり、
      抵抗を受けロッドにもかなり負荷がかかります、フライロッドではキツイ気がします。

      水深12〜3mを狙えるライトなタックルと言う事ですが?
      レッドコアラインでこの水深を狙うのに出す距離はスローで走った場合でも
      水面下60〜70ヤードは出します。

      もし70ヤード出した場合、
      ラインがそれ以上巻けないリールの場合ドラグがあったとしてもラインに余裕がなければドラグも
      使えずラインが切れるかバレるか最悪の場合ロッドが折れると言う事が考えられます。
      そうならない為にはドラグが出る分も考えてラインを巻いた方が良いです。
      おすすめのタックルとしてはロッド(CLVカスタム)リール(ABU9000CL)がベストだと思います。

      フライについてですが、水深12〜3mをストリーマー系サーモンフライ等で釣れるとは思いますが・・・
      フライキャスティングではラインを引くことで誘い釣る事はできますが水深12〜3mの水圧、そこまで
      のラインの抵抗によりアクションを付けるのは難しくエンジンをふかして付けるかドジャー等を使用す
      るかまたはフライ自体に水圧で動く加工をするかです。
      (コレではライトなタックルでフライで釣ったことにはなりませんね!)

       できるだけエキサイティングな釣りができる装備と言う事ですが?
      これは本人次第です、ロッド(CLVカスタム)リール(ABU9000番クラス)で充分出来ます。
      まずリーダーのポンド数を落とす事!リールのクラッチを切りラチェットをONにしメカキカルブレーキ
      を絞めてヒットを待つのです! しかしラインのポンド数をあまり下げるとキレイな大型の魚ほど
      切られやすく、バレやすい状態になります!どうしたいかは本人次第です。

Q.9 ウッドベイトの中に10FPと言うモデルがありますがレイクトローリングに使えないでしょうか?
     お腹のアイを削って使えば良いでしょうか?

 A. 使えます!このFPは基本的にはペンシルベイト(トップウォーター)として作られています。
     バス用に買っている人が大半を占めますが水に浮かべると頭を出した状態で斜めに浮きます。
     これをレッドコアで沈めて使うとほぼ平行になり引けます。
     腹のフックは外した方が良いアクションが出ます。

     お腹のアイを削ずるのはおすすめ出来ません、削った時にボディに傷を付けてしまったり、アイの
     部分に隙間ができて水が入り木が膨脹し割れてしまう可能性があります。
     残したままでも釣果に差は出ないと思われます。
     レイクトローリングで使用するには、お腹のフックを外しテールもトリプルフックよりはシングルもしくは
     ダンシングジャックのように糸で結ばれたシングルを2本付けた物等を使用すると根掛りが減り
     よい泳ぎになります。
     (*早引きすると回転してしまいますのでスロー引き、ズル引き等の方が効果的です。)

Q.10 @ レッドコアの○色というのは、一般的に「どこ」からの事を言っているのでしょうか。
       水面からなのか、それともリールからなのか・・私は水面からなのですが、あるサイトでリールか?
       水面か?という議論を見てから考えるようになってしまいました。
      A これも基本的な話なのですが、みなさん魚探の振動子はどのようにつけているのでしょうか。
        (エンジンレンタルボートでエレキを使わない場合です)
        船尾に吸盤、イケスに吸盤、専用の万力付きパイプ等あると思うのですが。

 A. @について、何色と言うのはレッドコアの色の境目から1・2・3・・・・と数えますが質問の「どこ」から
      と言うのは人により違い、リールから、ロッドティップのガイド、水面からと様々です。
      基本的には決まりは無く、自分が解れば良い事です!
      人に聞く時に何ヤード?だけではなく、水面から?リールから?等も聞くと良いでしょう。

      他人の議論などは気にしない方が良いです!
      色々言う人ほど実戦の伴ってない人や、あまり釣ってない人の方が多い気がします。

      私の場合は水面です。
      ロッドを低い位置にセットした時と高い位置にした場合、水の中に入っているラインの距離が変わっ
      てしまうからです。(いつも同じ高さにセットしてあれば良いのですが・・・・)

     Aについて、私の場合は船尾(エンジンと船の側面の真中あたり)に吸盤で付けています。
      吸盤が2ケ(直径8cm以上のしっかりした物)付いた物を使用しています。
      *注意点としてはセンサーが船底よりも少しだけ下に出るように付ける。
       a: 水流を巻き込み出るノイズを減らす為。
       b: 必要以上に下げると高速で走った場合、抵抗がかかり外れてしまう場合があります。
       c: 取り付ける場所にコケ等が付いている場合は落としてから付ける。
         (吸盤をあてて回すと意外と簡単に落ちます。)
       d: 船の側面には付けない事!
         (水圧で外れる、速度によりセンサーの入っている深さ変わる、曲面で付かない等がある。)

      パイプの場合、水の中に手を入れなくても良い、側面にも付けられる等利点はあります。
      難点としては高速で走る場合パイプが曲がったり、外れる恐れがあります。
      (基本的には高速移動中は水から出した方が良いでしょう。)

     イケスに吸盤の場合
      これは取り付けも楽で水圧も受けず良いのですが、感度は一番落ちます。
      普通イケスは2つの穴から水が出入りしている為、速度により中の水位が変わり
      高速で走った場合、水が無いという状態になります。
      イケスに魚が入っている場合はセンサーの所に魚が行くと画像が変化します。

      各取り付けの方法により、長所、短所があります。
      自分で一番ベストだと思う方法で良いと思います。
      (センサーが外れず、画像がしっかり映れば良いのです!)

Q.11 レイクトローリングで有利な流し方は以下のどちらですか?
    @ 水深を意識して基本的にその水深を保ちながら流す方法
    A岬と岬を結ぶ(例えばトリカブトと箒の鼻を結ぶライン)など山立てを基本に流す方法

   私は今まで前者を採用していましたが、芦ノ湖では禁漁区脇など、水深とは関係ないところでも、
   色々な魚種が釣れたりもしています。
   魚種にもよるとは思いますし、上記にも当てはまらないかもしれませんが、
   上級者はどんな流し方をしているのでしょうか?

 A.@・Aとも正解です。
    @の場合、湖底の水深を決め、その層を引くと言う事ですね!
     レイクトローリングの初心者の場合は特にこの方法を試すと良いでしょう!
     魚は何も無い所よりも湖底に変化のある場所(凹凸、カケアガリ、岬等)に居る事が多く
     餌となる小魚も居やすい(通りやすい)からです。
     弱点としては根掛りする事があると言う事です!
     ロッドの曲がり方、動きから湖底に当たったり外れたりするのを見ながら自分のルアーが確実に
     その水深を通っている事が確認できるからです!
     何も無い中層を漠然と引いているよりもルアーが無くならないように緊張して引くと覚えが早くなり
     結果的には早く釣れるようになります。
     この場所には障害物に付く魚(ブラウン、レイクトラウト等イワナ系)はレッドコアラインが湖底に
     着いたり離れたりするように(かするような感じ)するとヒットする可能性が高いです!
     (この種の魚は速く泳ぐ事ができない為に物陰に隠れ餌が近付いた時に飛び出て食べる
      と言う性格があり、何も無い所に浮いている事が少ない種類の魚だからだと思われます。)

    Aの場合、岸に寄らず沖を回遊している魚を狙う時に使用します。
     @では湖底に合わせてルアーを引く水深を決めましたが、Aはそれを魚探を見ながら魚影の映る層
     を引くと言うだけで水深を決める目安を湖底から魚影にした変えただけです。
     ワカサギの産卵は浅い岸ギリギリで行われます、その為全ての魚が食べに来る春は浅い所でつれます。
     産卵が終わると水温が上がり始め(岸の浅場から上がり始める)冷水性のマス族は餌も無く水温の高い
     居心地の悪い場所から移動します、ブラウン等イワナ系の魚はカケアガリ沿いに潜り、レインボー等は
     沖に出た後、潜っていきます。(この時期から沖側が良くなります!)

     禁漁区のブイ沿い等は一定間隔であるブイ下のロープが障害物となりそれを目標に移動する魚が居る為
     確立が上がるのです!
     水深とは関係ない所で魚が釣れる時でも魚探を良く見ると解りますが魚影が映る水深が岸側・沖でも
     同じ水深が多いです!これはある程度の水深から水温躍層ができ湖全体の岸から沖まで同じ水深に
     躍層があると言う事です!
     ヒメマスは元々沖の中層(水質の良い所)に群れで居る事が多く(レインボーよりも冷水性)1m違うと
     釣れない事があります!
     サツキマス(アマゴが大きくなり銀化したもの)、サクラマス(ヤマメが大きくなり銀化したもの)は群れで
     いる事は産卵期のみですがヒメマスと同条件に居る事が多いです。

Q.12
 魚探から得られる情報について下記に付いて教えて下さい。
      (またこれらを得るためには、どんな魚探が優れていますか?)

    @大きな魚はどうのように映るのですか?(大きなへの字にみえる物?)
    Aヒメマスなどの群はどのように映るのですか?(ワカサギは昨年確認しました)
    B湖底情報は得られるのですか?(底質など)
    C水面直下のカーテン状に見えるのは何ですか?

 A.@Bホンデックスは107khz、SONIXは120khz使用の場合大きなへの字に見えます。
     他の周波数(200khz、400khz)ではへの字に表示されないので解りません。
     この大き差は表示画面の設定でも異なるので狙う水深が決まった場合はレンジをオートではなく
     マニュアル設定にして使用します。
     例えば15mに魚が多く水深(湖底まで)20m場合は表示を0〜20mにします。
     すると上下に移動した魚を確認する事ができます。(画面はなるべく大きく見えた方が解りやすい)
     更に湖底の質を確認したい場合は0〜25、0〜30mにすると湖底下に映る色の表示で硬さの違いが
     解ります。
     白黒の場合は、使っている魚探の階調表示を確認し一番多い表示にします。
     (1階調より2階調、それよりも3階調の方が解り易い)泥、岩質等想像できる。
     底質を見なくて良いのであればなるべく大きく表示するには0〜ではなく10〜20m表示にすると更に
     大きく見え、動きも解り易い。
     オート表示にすると0〜10m表示が0〜20m表示に変わった場合。
     への字も1/2の大きさになり解りにくい。(この逆もある)
     もう一つの方法としては画面半分を拡大表示にすると言う方法もある。

    Aヒメマスのサイズは40cm以内が多く、小さなへの字が重なりながら上下に卵型等に広がり映る事が
     多く同じ水深に横並びに映る事はあまり無いと思います。

    C水面直下のカーテン状に見えるのはノイズです。
     これは船体等が巻き込んでできる水流の中に泡等があり、それが魚探のセンサー部を通る際に
     映っている物だと思われます。(その他水面下には細かいゴミも浮遊している事が多い)
     これは感度を下げていけば減って行きますが下げ過ぎると他の魚影等も反応しなくなります。

     私はSONIXのSVC−703DGPS(120khz)を使っていますGPS付きでカラーは見やすいですよ!

Q.13
 どの様なリールが良いでしょうか?

 A. 基本的には、18LBのレッドコアラインが100ヤードは確実に巻ける物。
*レッドコアライン(18ポンド)100ヤードの糸巻き量とは、PEライン8号クラスが約210mに相当します。
2018年4月現在、お勧め入門用リールは、シマノのチタノス船GT3000です。
このリールは、長く作られ続けています。
レイクトローリングに必要な機能は、すべて入っています。詳細
昔良かったはABUのリールはすべて廃盤となりました。

Q.14  トローリングでお勧めのロッドについて、スティルブレーカーのお勧め理由を教えて下さい。

 A. リールとロッドの重量は、あまり気にならないと思います。
リールやロッドがそれぞれ1〜2Kの重さがあれば重い気がしますが・・・・

基本的にカーボンロッドはグラスよりも軽くできますが、
張りが強い分風や波等がある場合、ロッドの先がピン!ピン!としてアタリが非常に解りにくいのです!
カーボンの場合、レッドコアの出す距離により弾き難いシックリとした場所がありますがその幅は狭く、
60ヤードと90ヤードでは2本のロッド(それぞれ違ったアクション)が必要になります。
(お店としてはこの方が2本売れるので良いかもしれませんが・・)

グラスの場合は、まるっきり跳ねないわけではありませんが、カーボンに比べればかなりロッドが粘り
全体で吸収してくれるので、シッカリとしたロッドを作れば1本で大丈夫です。

カーボンロッドは極端に曲がった場合や急激に引かれた場合いきなり折れてしまう事があります。
グラスの場合、粘ってくれるので、なかなか折れません。
現在のグラスは、昔のものと違いかなり軽くなっています。感度も昔よりもぜんぜん良くなっています。

グラスコンポジットのロッドは、カーボンの軽さとグラスの粘りと、良い所を合わせたロッドになります。
カーボンだけよりも柔軟で弾きにくくバレにくいと思います。

レッドコアラインを使ったレイクトローリングの場合、鉛を編み糸で包んだレッドコアラインはナイロンや
フロロカーボンのラインよりも伸びがありません。という事は・・・?100ヤード出していたとすると・・・
魚がヒットして暴れるのを吸収してくれるのはリーダーのラインのみになってしまいます。
距離があれば有るほど、クッションになってくれる所が無ければ、魚のキズ口が広がり
外れる可能性が高くなります。この為にもグラスの方が有利なのです!

グラスを強くするには太くしなければ強くなりません。
グラスコンポジットにすれば、グラスよりも細くても強くなります。
レイクトローリングの場合、キャストするわけではないのでラインを出す時と、巻く時だけロッドを持ち、
それ以外はホルダー等にはめて船を走らせる釣りなのでこれ以上軽くする必要は無いと思います。

それよりもラインの重さと水圧で重さを感じるはずです。

昔は(私が始めた1977年頃)レイクトローリング用のロッドは無く、シーバスロッド(これも少なかった)
に磯釣用のベイトリールをつけたり、マダイ用のロッドやムーチングロッド等を使い釣っていました。

Q.15 レッドコアラン(18ポンド)100ヤードとは、どの位の糸巻き量なのでしょうか?

A. レッドコアライン(18ポンド)100ヤードの糸巻き量とは、PEライン8号クラスが約210mに相当します。

トップへ   M87星雲へ  プレデター垣内の釣り日誌  ショッピング
 著作権はプロショップマリンが所有しています。無断の改変・転載は禁じます。  
 
Predater Kakiuchi
 (C)200107 ProShop Marin
 Produced by Predater Kakiuchi